中国人留学生の増加と安全保障、あなたの視点は?|神谷宗幣議員の質問主意書

こんにちは、Madonnna Village編集部です。

毎日忙しく働いていると、国会でどんな話がされているかなんて、なかなか気にする余裕ないですよね。

2025年02月10日、神谷宗幣議員から提出された「大学における外国人留学生の出身国の偏在と安全保障上の懸念に関する質問主意書」を元に、今回は大学における外国人留学生の出身国の偏在や安全保障上の懸念について考えてみます。

これらの問題がどのように議論されているのか、一緒に見ていきましょう。

なぜ外国人留学生の出身国の偏在が問題視されるのか?

神谷議員は、我が国の大学における外国人留学生の出身国が偏在していること、特に中国人留学生が多い現状について、安全保障上の懸念を提起しました。

彼は、政府がこの状況をどのように評価しているのか、特に「多様な国及び地域からの外国人留学生の受入れ」という方針に合致しているのかを問いかけています。

では具体的なやり取り詳細に目を向けてみましょう。

質問と答弁、全て見てみよう

質問1:現状の偏りは方針に合致しているのか?
神谷議員は、中国人留学生が全外国人留学生の約41%を占める現状が「多様な国及び地域からの外国人留学生の受入れ」との方針に合致しているのか、それとも偏りがあると認識しているのかを政府に問いかけました。

💬 政府の答え:方針に合致していると考える
政府は、外国人留学生の出身国及び地域の多様化が進んでいると認識しており、各大学の判断に基づいて受け入れが行われているとしています。また、多様な国及び地域からの受入れを一層促進することが重要であると考えています。

📝 編集部EYES:具体的な言及を控えている模様
政府は出身国の多様化が進んでいるとしていますが、具体的な割合や数値についての言及はありません。神谷議員が指摘する偏在についての具体的な回答は避けられている印象があります。


質問2:東京大学の現状は方針に合致しているのか?
さらに、神谷議員は東京大学における中国人留学生の割合が非常に高いことについても、政府の見解を求めました。

💬 政府の答え:大学の判断に委ねられている
政府は、外国人留学生の受入れは各大学の判断に基づくものであり、政府としては多様な国及び地域からの受入れを促進することが重要であるとしています。

📝 編集部EYES:具体的な答弁ではない模様
ここでも政府は具体的な数値に基づく偏りの指摘に対して、大学の自主性に委ねるというスタンスを示しています。この問題に対する政府の直接的な関与を避けているように見受けられます。


質問3:偏りがないとの見解であれば、その理由は?
神谷議員は、偏りがないとするなら、その理由を具体的に示すよう求めました。

💬 政府の答え:具体的な意味が不明瞭であるため、回答が困難
政府は、具体的に何を意味するのか明らかでないため、回答が困難であるとしています。

📝 編集部EYES:質問者が悪いという返答になっている模様
質問の意図が不明瞭であるとする回答は、議論が深まらない要因となっています。政府の立場として、明確な基準や指標に基づく回答が求められる場面です。


質問4:中国の軍民融合政策と留学生のリスク評価は?
神谷議員は、中国の軍民融合政策が日本の安全保障に影響を及ぼすとする認識がある一方で、大学における中国人留学生の増加について具体的なリスク分析が示されていないことを指摘しました。

💬 政府の答え:具体的な意味が不明瞭であるため、回答が困難
政府は、具体的に何を意味するのか明らかでないため、回答が困難であるとしています。

📝 編集部EYES:具体的な返答を避けている模様
ここでも具体的なリスク評価についての回答は避けられています。議論の核心に触れる部分であり、政府の明確なスタンスが求められるところです。


質問5:各大学の対策と成果は?
神谷議員は、各大学でどのような対策が講じられているのか、その成果についても質問しました。

💬 政府の答え:体制整備が進んでいる
政府は、安全保障に関連する技術の管理に関する体制整備が着実に進んでいると認識しており、具体的な成果については回答が困難であるとしています。

📝 編集部EYES:具体性に欠ける答弁である模様
体制整備が進んでいるとの回答ですが、具体的な成果についての情報は提供されていません。ここでも具体性に欠ける回答が目立ちます。


質問6:定員未充足大学の外国人留学生受入れの評価は?
最後に、神谷議員は、定員未充足の大学が外国人留学生を受け入れることで経営改善を図るケースについての政府の評価を求めました。

💬 政府の答え:大学の判断に委ねられている
政府は、外国人留学生の受入れについては各大学の判断に基づくものであり、理由を個別に把握していないとしています。

📝 編集部EYES:抽象的な答弁が続いている模様
ここでも大学の自主性を重視する姿勢が示されていますが、政府としての統一的な方針や対応策が示されていない点に注目が集まります。

今回のやり取りから見えること

これまでの質疑応答を振り返ると、政府は外国人留学生の受入れに関して各大学の自主性を尊重する姿勢を示しつつ、具体的な対応やリスク評価については明確な回答を避けている印象があります。

特に、中国人留学生の増加に伴う安全保障上の懸念については、具体的なリスク評価が示されず、議論が深まらない要因となっています。

また、大学の偏在についての具体的な数値や指標に基づく議論が欠けているため、問題の核心に迫ることができていません。

最後に、あなた自身の問いを見つけるために

私たちは、答えを提示することはできません。

しかし、今回の議論を通して、外国人留学生の受入れや安全保障上の懸念について、どのように考えるべきかを問いかけるきっかけになればと思います。

例えば、「外国人留学生の増加が我が国の教育や安全保障にどのような影響を与えるのか?」、「政府や大学が取るべき具体的な対策は何か?」といった問いを持ち、自らの頭で考え、行動することが求められています。

一次情報である原文へのリンクを以下に記載しますので、ぜひご自身で確認してみてください。

【質問主意書原文】こちら
【政府答弁書原文】こちら