こんにちは、Madonnna Village編集部です。
毎日忙しく働いていると、国会でどんな話がされているかなんて、なかなか気にする余裕ないですよね。しかし、私たちの日常生活に密接に関わるテーマが議論されていることも少なくありません。
2025年2月17日、齊藤健一郎議員から提出された「一円硬貨の維持に関する社会的コストと今後の対応に関する質問主意書」を元に、今回はこの議論を取り上げます。
一円硬貨の維持に関する議論の背景
齊藤健一郎議員がこの問題を取り上げた背景には、一円硬貨の維持に伴う社会的コストが大きくのしかかっているという問題意識があります。
近年、キャッシュレス化が進む中で一円硬貨の流通量は減少していますが、依然として金融機関や商業施設、自動販売機などで日常的に使用されています。
このため、製造や管理、メンテナンスに多大なコストがかかっていると指摘されています。また、諸外国では小額硬貨の廃止が進んでいることから、日本でも同様の対応が可能かどうかが問われています。
政府の見解:一円硬貨の社会的コストについて
❓ 質問1:一円硬貨の維持に掛かる社会的コストについて、政府の認識は?負担軽減策は?
一円硬貨の製造や管理にかかるコストが問題視されていますが、政府はこれらのコストをどのように認識し、金融機関や商業施設の負担を軽減するための施策を講じているかが問われています。
💬 政府の答え:社会的コストの網羅的把握は行っていない。特段の負担軽減策は講じていない。
政府は、一円硬貨の製造コストを明らかにすることはできないとしつつ、必要最小限の枚数を製造していると述べています。金融機関や商業施設の現金管理コストについても、具体的な施策は講じていないとしています。
📝 編集部EYES:
政府は製造コストの具体的な把握を避けており、負担軽減策についても消極的です。この姿勢は、現状維持を前提としているように見受けられます。
❓ 質問2:一円硬貨の廃止に関する具体的な検討は?
一円硬貨を廃止することが検討されているか、具体的な内容についての質問が投げかけられています。
💬 政府の答え:廃止の検討は行っていない。
政府は、一円貨幣が現在も取引に需要があると考えており、廃止を検討していないと回答しています。
📝 編集部EYES:
政府は現金取引の需要を理由に廃止を検討していないと述べていますが、キャッシュレス化の進展を考慮すると、柔軟な対応が求められるかもしれません。
❓ 質問3:一円硬貨廃止時の切上げ・切捨て施策についての政府見解は?
一円硬貨を廃止した場合の端数処理について、政府の見解が問われています。
💬 政府の答え:施策について検討していない。
廃止の検討が行われていないため、端数処理の施策についても検討されていないとしています。
📝 編集部EYES:
仮に廃止する場合の具体策が未検討であることは、今後の議論において重要な課題となるでしょう。
❓ 質問4:一円硬貨廃止の消費者や小売業者への影響調査は?
廃止が消費者や小売業者に与える影響について、政府がどのような調査や試算を行っているかが問われています。
💬 政府の答え:特段の調査や試算は行っていない。
政府として特段の調査や試算は行っていないことが明らかにされています。
📝 編集部EYES:影響の把握がなされていないことは、政策決定の透明性や具体性に欠ける部分があると言えるでしょう。
❓ 質問5:諸外国の事例を参考に、日本で小額硬貨の廃止が可能か検討しているか?
カナダやオーストラリアの事例を参考に、日本での小額硬貨廃止が可能かどうかの検討について質問されています。
💬 政府の答え:廃止の検討は行っていない。
政府は、他国の事例を参考にした検討は行っていないと回答しています。
📝 編集部EYES:
国際的な動向を踏まえた検討が行われていないことは、今後の政策形成において課題となるかもしれません。
今回のやり取りから見えること
全体を通して、政府は一円硬貨の維持に関する具体的なコストや負担軽減策について明確な施策を講じておらず、現状維持の姿勢が見て取れます。
キャッシュレス化が進む中で、今後の貨幣流通の在り方をどのように考えていくかが問われる時期に来ているのかもしれません。
最後に、あなた自身の問いを見つけるために
私たちは、答えを提示することはできません。
しかし、今日の議論を通して、あなた自身がどのようにこの問題を捉えるのかを考えるきっかけになればと思います。一円硬貨の維持と廃止、どちらがより良い社会を作るのでしょうか。
ぜひ、あなた自身の意見を持ってみてください。
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